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NACCSのリアルタイム口座、申込み手順

貨物の輸入の際の、関税等の納付にはリアルタイム口座が便利ですよ、というお話は、前にもここでお話させていただきました。

リアルタイム口座の便利な点
お手持ちの一般口座が使用できる
 すでにお持ちの口座が使えますので、新たに専用口座を開く必要がありません。(対応金融機関リストはこちら
口座の残高が不足しても、積み増しすれば、即座に反映されます
 NACCS専用口座では翌日反映でした。
自由に入出金できます
 NACCS専用口座では入金しかできず、出金はできませんでした。

そして、リアルタイム口座の申し込みについて少しだけお話しします。
NACCSセンターのホームページを読んでいただくと、書いてあることなのですが、ここでは簡単にかいつまんでみます。

NACCSというシステムを使って、納税までをまとめて処理するために、輸出入者符号と納付に使用したい金融機関の口座を紐付ける必要があります。

NACCSセンターの用意しています申込書に、輸出入者符号、金融機関の口座番号、届出印、他必要事項を記入して、NACCSセンターへ送付します。
おおよそ2~3週間で手続きが終わり、リアルタイム口座が使用できるようになります。

以上、本当に簡単にかいつまんでみましたが、実際のところ、それほど複雑な申込みではありませんので、ぜひぜひ、リアルタイム口座を申込みしていただけたらと思います。

特恵適用除外措置について

開発途上国からの輸入には、一般の関税率より低い税率が適用できる、特恵関税制度というのがあるのは、よく知られていると思います。

特恵関税制度の適用できる開発途上国のことを特恵受益国というのですが、現在特恵受益国として指定されているのは、ここにリストアップされている国々です。
そして、中華人民共和国も特恵受益国のひとつとして、名を連ねているのですが、ここで注意しないといけないのは、中国製の品物の多くで特恵適用除外の措置がとられている場合があることです。

これは国別・品目別特恵適用除外措置といいまして、ある基準を満たした、特定の国の特定の品目は特恵関税率を適用できない、というものです。
税関のリストを見ていただくとわかりますが、ほぼ中華人民共和国原産のものです。

中華人民共和国は特恵受益国ではありますが、ある品物は特恵税率が適用でき、ある品物は特恵税率が適用できない、というようなことが起こりますので、よく注意していただきたいと思います。

NACCS専用口座廃止の方向へ

NACCS専用口座は平成29年3月末で廃止される予定です。

通常輸入申告をすると、関税等を納付しないと許可になりません。
NACCS専用口座を登録しておいて、通関業者に伝えておけば、関税等をその口座から引き落とせるので、スピーディーに輸入許可にできる、という便利な口座です。

しかし、この口座は
・関税等の納付以外には使えない
・残額があっても自由に引き出せない
・入金しても反映されるのが翌日

等、デメリットもありました。

そして、今はNACCS専用口座の代わりに、リアルタイム口座という口座が使えるようになっています。

リアルタイム口座はNACCS専用口座における欠点が改善されていますし、今ご使用になっている一般口座を使えますので、とても使いやすいものになっています。
NACCS専用口座を今まで使っておられたお客様も、これから口座を登録しようと思われているお客様も、ぜひお早めにリアルタイム口座の登録をされてはいかがでしょうか?

輸出入者符号 → マイナンバー制度の「法人番号」へ

すでに輸出入をされているお客様であれば、おおよそ輸出入者符号を持っておられると思います。

この輸出入者符号には、現在二つの種類がありまして、

ひとつはJASTPROコード JASTPRO
もうひとつは税関発給コード 税関

です。

どちらも機能的には同じなのですが、JASTPROコードは有料で、税関発給コードは無料です。

輸出入者符号を持っていないと、輸出入ができない、というわけでもないのですが、
輸出入者符号を持っていると、メリットがあります。
簡単に説明しますと、
・通関実績が蓄積されて、税関の審査が早くなる。
・税金の引き落としに、NACCS専用口座やリアルタイム口座を使用でき、輸入許可がスムース。
・税金の延納制度が利用できるようになる。
等々。

その詳細はJASTPROさんのホームページの項目NO.5で

しかし、その輸出入者符号も、税関からの通知では平成29年の10月からは
社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)における「法人番号
に切り替わる予定とのこと。

税関からのお知らせ

まだ先の話ではありますが、切り替えの際、注意が必要かもしれません。

シッピングマークがノーマーク

CFSで輸出入される貨物の梱包には、だいたいシッピングマーク(ケースマーク)というのが記されています。


輸入者名(略号)
OSAKA
ORDER NO.
C/NO. (ケース・カートンNO.)
MADE IN CHINA (原産地)

という具合です。

ですが、輸入の貨物で、ときおりノーマークの貨物があります。
これが、割とあります・・・。

船会社から発行されるアライバルノーティス(到着案内)にN/Mと表示されているのがそれで、本当によく見かけます。

現物にはケースマークがあるのに、書類上N/Mというときもありますし、実際ノーマークのときもあります。
CFS倉庫ではコンテナから貨物を取出し、それぞれのお客さんごとに分けるために、ケースマークを頼りにしますので、ノーマークでは困るのです。
そこでデバン前に、仕分けのヒントとなるパッキングリストを要求してきます。
パッキングリストを見て、現物を特定できればよいのですが、照らし合わせても特定できない場合は、倉庫での搬入処理を保留にされてしまいます。(マーク確認中という状態です)
つまり、急ぎの貨物であっても、搬入にならないので、輸入許可にできず、引き取りができないという状態になるのです。

現物にケースマークがない、ケースマークが書類と一致しない、わからない、という状況にならないためにも、輸入をされるお客様は、シッパーへ書類と一致したケースマークを、確実に付けるよう、打ち合わせ、ご依頼いただけたらと思います。
プロフィール

丸栄

Author:丸栄
大阪の通関業者、丸栄運輸株式会社です。
通関の現場で感じたこと、豆知識など。

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